図解Flashcards Deluxe〜択一式問題モード
Flashcards Deluxeでは択一問題として出題するモードがあります。
不正解となる選択肢の作り方は二つあります。
1. 他の問題の正解からランダムに選ばれる
2. ユーザが作成する
1.は楽ですが、選択肢として不適当な場合もあります。その場合は、カテゴリー分けで限定するという方法もあります。
2.は適切な選択肢を作れますが、手間がかかりますし、すぐ覚えてしまうという欠点があります。
それではまず、共通の設定から。
(1)基本設定
択一式問題形式にするには、Deck OptionsデッキオプションからMultiple Choiceを選びます。そうすると、他の問題の正解からランダムに選ばれた選択肢が表示されます。
(2)選択肢をカテゴリーにより限定する
他の問題の答えを選択肢にする場合、Limit Options to Categoryから設定します。
「1」を選ぶと、選択肢はそのカードとCategory 1の欄が同じカードのみから選ばれます。
例えば、英単語の和訳では動詞(〜する)や形容詞(〜な)など品詞が異なると、選択肢としてあまりよくありません。そこで品詞をカテゴリーにし、同じ品詞の答えだけを選択肢にすると良いと思います。
(3)カスタムアンサーを設定する
各カード毎に不正解の選択肢を設定することもできます。
テキストデータに、Wrong Answer 1, Wrong Answer 2,というタイトルの列を作り、入力します。
選択肢の順番はランダムですが、Order Custom AnswersをONにすると、アルファベット順になります。
例えば、Text 1(問題)= monotonous、Text 2= 3. 単調な、Wrong Answer 1=2. 複雑な、Wrong Answer 2=1. 新しいとしておき、Order Custom AnswersをONにすると、常に、「1. 新しい 2. 複雑な 3. 単調な」と選択肢が表示されます。
Wrong Answerの項目がデータにあるときは、それらが優先されますが、それらを無視して、他の問題の答えから選択肢を作らせるときは、Ignore Custom Answersを選びます。
(4)その他の設定
Play Answer をONにすると、正解の時に音声が再生されます。
Next Card After WrongをONにすると、不正解でも次の問題に移ります。
Show Detail AfterはWrong不正解の時、Correct/Wrong正解・不正解どちらでも、解答の後に択一モードから標準モードに変わります。不正解の場合は正解が表示され、続いてSide 3が表示されます。Side 3に解説を入れておくと良いでしょう。
(5)タイマーの設定
解答する時に制限時
を設定することができます。
Durationは制限時間を秒単位で設定します。
VibrateをONにすると、制限時間になったとき、バイブレーションが起こります。
タイマーをONにしても、基本的には何も起こらないのですが、Mark Wrong On ExpireをONにしておくと、制限時間を超えると不正解として取り扱われます。
Show BarをONにすると残り時間の棒グラフが表示されます。
Hide Question Timer は聞き取り練習に関係します。自動音声再生をオンにするとき、設定した秒数の間、問題が表示されません。
Hide MC Answer Timerで設定した秒数の間、選択肢が表示されません。選択肢無しで考える時間が得られます。
Wait Until Sound Playedも聞き取り練習に関係します。自動音声再生をオンにするとき、これをONにした場合、タイマーはスタートしません。