新しいApple PagesはEvernoteと連携できるようになりました
旧PagesはEvernoteとの連携は困難
以前のPagesは軽く、シンプルなインターフェイスで、かつ優れた描画機能を持ったワープロ&ドローソフトであり、
僕の場合、仕事でもプライベートでもメインのアプリとして活躍してきました。
一方、Evernoteは散逸する情報を一箇所に集約するため、最近ではブログの記事作成用のアプリとして使っています。
悩みはPagesとEvernoteの連携があまりできないことでした。
下は旧Pagesの文書のスクリーンショットです。
このテキストと図(緑色の矢印)を一緒にコピーして、Evernoteにペーストすると、
テキストしかペーストされません。
逆、EvernoteからPagesはできますが。
図形だけを選んでEvernoteに貼り付けることはできます。
Evernoteに貼り付けたグラフィックはPreviewで開くことができます。
そうして開いてみると、この図はjpegになっていることがわかります。
四つのオブジェクトを選んでも、まとめて1枚のjpegになっています。
また、Pagesの図形をコピーしてPreviewの新規書類を作成すると、pdfとして扱われます。
このように図を多数挿入したPagesの文書をEvernoteに移すことは困難で、
pdfとしてEvernoteに納めるという事をしてきました。
図のみが欲しいときは、Pagesで図を作成した後、Evernoteでスクリーンショットを取るという、ややこしいことをしてきました(pngになる)。
新しいPagesではEvernoteとの連携が容易に
Pages文書を全てを選択→コピー→Evernoteに貼り付けできないものか?と思っていました。それはOS Marvericksでの無料化と同時に実現しました。
Mavericksからワープロ専用になったPagesでは、
のテキストを選択し、Evernoteに貼り付けると、ちゃんとインラインに図形に取り込まれます。
EvernoteからPagesにもコピー&ペーストすることができます。
また、図形のみを複数選んで、コピーし貼り付けた場合、
Previewで開いてみると、幅17cm、サイズ42KBのpngファイルであることが分かります。
この幅はもとのPages上での幅に一致します。
そして、個々の図形の背景はちゃんと透明化されていました。
クリップボード内の図形オブジェクトがjpegやpdfではなくpngとして扱われるのは、Pagesだけではなく、NumbersやKeynoteも同じです。
Pagesで文書を作ってEvernoteで再利用する、Evernoteで文書を作って、PagesやNumbersでさっと図を作って貼り付けるという使い方ができるようになりました。