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YL5からの英語多読にお奨め、本家amazon.comで絶賛のChildren book、意外な第5位〜第1位。

アメリカAmazon.comで販売されている「児童書」をカスタマーレビューの数の多さでランキングを作りました。前回はベスト10位から6位までを紹介しましたが、今回は5位から1位までを紹介します。

 

YL5からの英語多読にお奨め、本家amazon.comで絶賛のChildren book、第10位〜第6位。あの定番も。 - namjun's blog

 

第5位 レビュー数:4729 評価平均:4.6

The Art of Racing in the Rain

著者:Garth Stein  出版年:2008年

対象年齢:9歳以上

 

New York Times ベストセラーになり、156週にわたってランクインしてたそうです。現在の売り上げランキングは低く、見逃すところでした。カーレーサーの生き様をペットの犬が語るというもの。犬好きじゃなくても、カーレースに興味が無くても感動するそうです。

 

Racing in the Rain: My Life as a Dog

Racing in the Rain: My Life as a Dog

 

 邦訳もあります。

 

エンゾ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

エンゾ レーサーになりたかった犬とある家族の物語

 

 

第4位 レビュー数:6006 評価平均:4.7

 

The Hobbit; or, There and Back Again

著者:J.R.R. Tolkien (英) 出版年:1937年

対象年齢:12歳以上

 

ファンタジー小説の古典。もうすぐ、映画の第二篇、

映画『ホビット 竜に奪われた王国』公式サイト

が公開されますね。

 

ホビットは地中の快適な穴に棲む、人づきあいがよくて、パーティ好きな小人だ。そのひとりビルボ・バギンスのもとに魔法使いガンダルフと13人の小人を率いたソーリンがやってきて、遠い国の竜に守られた財宝捜しの旅にいざなう。ビルボたちの冒険のはじまりだった。

まるで人生の試練のように、行く先々で危険に遭遇するが、なにかに導かれるように、ビルボたちはそれらを乗り切ることができる。指にはめると姿が見えなくなる運命の指輪を手に入れ、さらにビルボの冒険人生が続く。

大人は、本書にちりばめられた寓意にうなり、人生という冒険を夢見だす年ごろの子どもたちには、ドラマチックであると同時に、登場する異形のキャラクターたちの魅力もあって興味をそそる物語だろう。声を出して読めば、美しく滔々(とうとう)とした文体であることがわかる。

本書は独立したものだが、『The Lord of the Rings』3部作の前篇でもある。ファンタジー小説の不朽の名作。(え) 

Copyright© ペイパーウェイト・ブックス All rights reserved. -- 『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より

 

 邦訳も複数出ています。

新版 ホビット 上: ゆきてかえりし物語 第四版・注釈版

新版 ホビット 上: ゆきてかえりし物語 第四版・注釈版

 

 

第3位 レビュー数:8216 評価平均:4.6

The Book Thief

著者:Markus Zusak (豪) 出版年:2005年

対象:12歳以上

 

The New York Times Best Seller listには230週ランクインしたベストセラー。 現在でもamazon.comのChildren book部門売り上げ第1位です。

2013年に映画化

Yasashii Hondorobou (2013) - IMDb

されているようです。

舞台はナチス支配下のドイツ。主人公の少女と養父母、ユダヤ人の逃亡者など周囲の人々との交流を、優しい死神が語るというもの。本の力もテーマ。

 

 邦訳も好評ですね。

本泥棒

本泥棒

 

 

 

第2位 レビュー数:8257 評価平均:

Harry Potter and the Sorcerer's Stone (Book 1)

著者:J.K. Rowling(英)  出版年:1997年

対象年齢:9歳以上

 

児童書といえば、あまりにも有名なハリーポッターですが、意外にも1位ではありませんでした。でも、7巻すべてに大量のレビューがついており、第3巻「アズカバンの囚人」と完結巻の「死の秘宝」は最初の「賢者の石」に匹敵するほどのレビューが寄せられているのはさすがですね。

 

タイトル 出版年 レビュー数(2014.2.23) 邦題
Harry Potter and the Sorcerer's Stone  1997年 8296 ハリーポッターと賢者の石
Harry Potter And The Chamber Of Secrets 1998年 3751 ハリーポッターと秘密の部屋
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban 1999年 8122 ハリーポッターとアズカバンの囚人
Harry Potter And The Goblet Of Fire 2000年 5863 ハリーポッターと炎のゴブレット
Harry Potter And The Order Of The Phoenix 2003年 6542 ハリーポッターと不死鳥の騎士団
Harry Potter and the Half-Blood Prince 2005年 4233 ハリーポッターと謎のプリンス
Harry Potter and the Deathly Hallows 2007年 8122 ハリーポッターと死の秘宝

 

ベスト10入りした他の児童書との違いはkindle版が無いこと。著者が電子化を拒んできていたのですが、2012年に公式サイトからEpub形式の電子書籍が販売されています。

Harry Potter eBooks - Pottermore Shop

イギリス英語、アメリカ英語版の他、日本語を含めた各国版もあります。

 

第1位 レビュー数:19,941 評価平均:4.6

The Hunger Games

著者:Suzanne Collins (米) 出版年:2008年

ジャンル:SF

対象:12歳以上

レビュー数がハリーポッターの2倍以上。ダントツの第1位は日本での人気がハリーポッターに遠く及ばない The Hunger Gamesシリーズでした。3部作でいずれもレビュー数は1万を超えています。Amazonkindleでは最も売れた本になり、最も参考になったカスタマーレビューは2000を超える賛同と、100ものコメントを受けているという桁違いの人気です。

2012年に映画化されていますね。

独裁国家と化した近未来アメリカでは、反乱の抑止を目的に12の地区から選出された12歳から18歳までの男女24人が殺し合う殺人サバイバル「ハンガー・ゲーム」が強制されていた。プレイヤーに選ばれた妹に代わって出場するカットニスは、狩猟で鍛えた弓矢の腕と持って生まれた鋭い勘を生かし、同じ地区から選ばれた少年ピータとともに戦いに挑む。

 

「手に汗握るスリリングな展開」が人気の要因だろうと思います。対象年齢が12歳以上になっていますが、これはおそらく子供同士が殺し合うという設定のためで、語彙レベルの指標であるLexile levelはハリーポッターより低くなっています。

 

タイトル 出版年 レビュー数(2014.2.23)
The Hunger Games 2008年 20054
Catching Fire  2009年 13471
Collins, Suzanne's Mockingjay 2010年 14240

 

ハンガー・ゲーム(上) (文庫ダ・ヴィンチ)

ハンガー・ゲーム(上) (文庫ダ・ヴィンチ)