ワープロでしか文章が書けない
帰宅するなり妻に言われた。
「前に言ってた『子供への手紙』、明日提出だから。あ、それから、自動車保険の更新も明日までだから」
げげっ、忘れてた。自動車保険はまあ良い。10分でできる。問題は「子供への手紙」だ。次男が来週卒業式なんだが、担任の先生から「サプライズで親から子への手紙をわたしまーす。おとーさんもおかーさんも書いてくださーい。」と先週、通知が来た。まあ、次男も「手紙書けたか?」と聞いてくるので、サプライズというのは間違いなのだが。いい迷惑だ。息子に手紙とか、無理。こういうのは大の苦手だ。
しかし、僕はブログを50日書き続けて、最近は吹っ切れてたくさん書けるようになっている。もしかしら、書けるんじゃね?と思って、配布されたカラー便せんを置き、ボールペンを手にした。妻はいきなり、すらすら便せんに書き始めていた。
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一言も書けねぇ。
もうこうするしかない。
macbookを取り出し、メモapp.を立ち上げ、全画面表示にした。Evernoteは気が散るからダメだ。
思いつくまま、単語や文をタイプしていく。
卒業おめでとう。
大きくなった。
自分で考えて行動できた。
中学校に入ったら
ゲームしない 本を読もう
友達
優しい
これに、意味が通じるよう文を足した。例示をつけた。ブログの記事づくりのように。
便せんの大きさから文の長さを決めた。
あれっ?出来た...
20分程でできた。
そして、ボールペンで清書した。もう一度気持ちを込めて。