アメリカで見たワールドカップ
8年前のワールドカップドイツ大会時、アメリカに留学中でした。
わかったことは、アメリカ人はあまりサッカーに関心が無いということ。
でも、なぜか、小学生がやるスポーツ人気No.1はサッカーでした。
サッカーの「スポーツ少年団」的なものがあり、土日に試合をするのですが、
長男(小2)のクラスの半分くらいの子供は加入していました。
男子も女子も参加していました。
男子はそれから他のスポーツ、特にアメフトに移行していくのでしょうが、
女子はアメフトがなく、サッカーを続ける。
フットボールといえば、アメフト。サッカーは男のスポーツとして見なされてはいないようでした。
アパートの隣に広大な公園があり、芝生のサッカー場があるのに、いつも家族4人で占有できました。
しかしながら、滞在したのは大学町であり、たくさんの外国人が住んでいます。
研究室には、ドイツ人、イギリス人、中国人、韓国人、タイ人がいました。
特に僕が一緒に研究をしていたJ君はロンドン子の、髪もルーニーを思わせるイギリス人。
ワールドカップ>>>>>>彼女>>>>>>>>>研究
でした。
ドイツの夕方〜夜の試合はアメリカでは朝〜昼過ぎの仕事時間になります。
サッカーに大騒ぎする我々外国人に冷ややかな視線を浴びせるアメリカ人の手前、研究をしているふりをしながら、サッカーの試合経過をチェックする方法をJ君は研究し、僕に報告してくれました。
リアルタイム(風)に選手の記号が動くサイトを見つけましたが、学内Wifiのスピードが遅く、すぐにフリーズしてしまい、何やら呪い声を上げてました。
いくつかある大学の食堂では大画面(ただし暗くて何だかよくわからん)でケーブルテレビの映像をプチPVすることができました。
J君はどこの食堂でどの中継をするか、イギリス人ネットワークにより調べ上げ、僕を誘ってくれました。楽しかったですけど、迷惑な時もありました。
どの試合もその国出身者が画面近くに陣取ります。
色々とお国柄が出ます。
研究室のドイツ人は戦略を語り、イギリス人J君は意外とイングランドに対して自虐的。
出場していない中国人はとてもサッカー好きでした。韓国人は日本が負けると喜んでいたそうです。
さて、日本の初戦オーストラリア戦。月曜の朝8時開始でした。
大学には行かず、アパートで見ることにしました。
インターネット回線と一緒にケーブルテレビを契約していたからです。
若い日本人留学生二人をアパートに招待して観戦しました。
時間帯的にポテチとコーラで我慢しましたが、楽しいひとときでした。
途中までは。
しかし、あの結果。
3人でどんよりしながら月曜昼の学校に向かいました。
最後のブラジル戦は午後だったので、3人でスポーツバーに行きました。
閑散としていたスポーツバーは我々と、もうひと組、ブラジル人カップルのみ。
「ブラジルから1点取った〜!!!」と大騒ぎする我々を尻目に、ブラジル人カップルは中継に尻を向け、いちゃいちゃしています。
最終的にやはり負け、ブラジル人カップルに「日本、良い試合だったよ!」と言われ、敗北感一杯で店を出ました。
なお、スポーツバーは大リーグ中継で満員になり、アメフト中継で外にまで人があふれます。