namjun's blog

”研究で一番大事な事は工夫すること”

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ネット検索で同期生を捜索する

高校の卒業30年目の同期会のホームページを担当しています。

この30年間、一度も同期会をやっていないのですが、高校全体の同窓会の幹事が当たっています。
同期約450名。大先輩含め数百名出席の同窓会の準備と並行して、どれだけ人集めできるかが大きな課題でした。
 
実行委員長が前の期から指名され、彼が声かけをして、声かけされて人がまた声かけして、50名ほどの実行委員会が組織されました。地元を離れていた僕はfacebookで見つかり、ほぼ最後のメンバーとなりました。
 
この過程で収集されたメールアドレスなどの情報と10年前に発行された同窓会名簿が人捜しの出発点となりました。
同窓会名簿の住所は卒業時の住所がほとんどでした。30年間、同窓会を開いていないので。
 

Jimdoでホームページ開設

まず同期生のファーストコンタクトの手段としてホームページを立ち上げました。
前の期に倣って、Jimdoで作りました。
・手間をかけずにある程度の見栄えがするホームページを作れる
・メールフォームを簡単に設置できる
という利点があるためです。メールフォームにより連絡先を登録してもらいます。
プライベートポリシーも作りました。
 
同窓会にお願いしてリンクを貼ってもらうことにより、○○高校××期で検索すると上位にくるようにしました。
信用してもらうため、実行委員会のメンバー名や実行委員長の顔写真を掲載しました。
 

一斉送信

ホームページのコンテンツを充実させ、同窓会の概要が決定したので、
現在持っている連絡先に一斉に電子メール、手紙を出し、同窓会の案内と連絡先の登録の案内を出しました。
 
案の定、手紙もかなりの割合で宛先不明で返ってきました。
困ったのは、登録が少ないこと。A:実行委員以外に40名ほどしか登録がありませんでした。
B:メールや手紙を送って返ってきていないけど、登録もしていない人が250名。
C:最初から連絡先が分からなかった人と連絡先が無効だとわかった人が100名。
 
Bの人は色々な事情が考えられます。
メールはチェックしているかどうかわからないし、迷惑メールに入っているかもしれません(迷惑メールフィルターも時には迷惑です)。
郵送なら実家に届いたというケースが多いと思われますが、本人に伝わったか、わかりません。
同窓会があるのはわかったけど、行きたくない、あるいは行けないという人も多いでしょう。
同期オンリーページのパスワードとか、登録した人の特典を付けておけば良かったかもしれません。
 

捜索

ABCの区分の同期生リストをホームページに掲載しました。
広く同期に呼びかけて、連絡先不明者に声をかけてもらうためです。
そして、実行委員会も人捜しをスタートしました。
 
人捜しには一学年450名のマンモス校ゆえの難しさがあります。
同じクラスになったことがあるのは140名程度。部活動、バンド、友達の友達の関係も含めて面識のあるのは半分程度です。
卒業生名簿を見て卒業アルバムと照らし合わせてピンと来ない人が多い。
そして、誰と誰が仲が良いということもわかりません。
実行委員会の会合では、「おひさしぶり」というより「はじめまして」という人も結構いました。
100名の登録者で100名の行方不明者をカバーできるかどうか?
 
僕は地元に住んでいないし、同期からの年賀状も2枚しか無いので、ネット検索で同期生を捜索することにしました。
その結果、今のところ、数名発見することができました。
そのノウハウを書き留めておきます。
 

facebookが一番

facebookは3年前から使っています。
高校同期生のfacebookグループも作り、「捜索」の前から高校名での検索により40人ほどのメンバーを集めました。
なぜかわかりませんが、高校名での検索は完全ではありません。
また、全ての期が表示されるので、同期を見つけるのは大変です。
 
改めて連絡先不明者を検索すると、ちゃんと○○高校出身と書いているのに初期メンバーから洩れている人が発見できました。
facebookの特徴
・顔写真がある
・出身校や勤務先が書かれている
・誰と友達かがわかる
は本人特定にすごく役に立ちました。当たり前ですが。
そして、facebookは、見つけたら、すぐに連絡できるという大変ありがたい機能があります。
さらに、facebook利用者はやはり「リア充」の人が多く、積極的に同窓会に参加してくれそうです。
まだ女子は十分に検索していませんが、旧姓を名乗っている人も多いのは女子の検索にありがたいことです。
 

ゆびとま

同窓会界で一世を風靡した「ゆびとま」もチェックしました。
僕がfacebookを始めたきっかけも中学校の同級生にゆびとまからメッセージをもらったことです。
ゆびとまに登録するんだから、同窓会に興味はある(あった?)はず。
パスワードなど忘れたので登録し直し、同期30名ほどが見つかりました。
そのうち連絡先不明者は2名。メッセージを送りました。
しかし、ゆびとまからメールが行き、それを開いて、ゆびとまにログインしないとメッセージは読めません。
いまのところ、レスポンスはありません。
 

住所でポン

物議を醸したサイトですが、NTTの全国電話帳をwebに無断掲載したサイトです。
僕の住所、電話番号もバッチリ載っています。元データは電話帳ですからね。
ある程度の珍しさの氏名なら、一発で特定できます。
問題は、知らない市外局番の電話を取ってくれないということですね。
説明もしにくいし。
 

Google検索

なかなか一筋縄ではいきません。
 
web上に名前があるのはどんな人か?
大学教員、研究者はたくさん名前があります。
大学、研究所のホームページ、KAKENなど研究者のデータベース。
論文の発行年と著者の位置(最後は教授とか)からだいたいの年齢がわかります。
メールアドレスも掲載されていることが多いです。
しかし、進学校といえど、研究者はそう多くありませんし、「連絡先不明者」になっていません。
 
小中高校のホームページも充実してきており、先生の名前を発見することもできます。
問題は連絡手段。小学校に電話していいものか…
 
意外と公務員も名前出しが多いようです。
人事異動のお知らせが掲載されていたりします。
 
一方、大企業の社員はホームページ上に出ません。
取締役になるまで待たないと..
 
自営の人も結構いて、ホームページを持っていれば見つけやすいです。
 
スポーツ大会の結果はネット上に掲載される量が多いことに気が付きました。
特にマラソン大会が多いですね。
高校の時の運動経験はあまり当てになりません。
僕の名前も地元のマラソン大会の記録にあります。
 
本人特定には氏名のめずらしさが重要です。
全国に数名〜20名くらいしかいない、ありふれていない苗字+ありふれていない名前であれば、本人特定は容易です。北海道に住んでいて先生をしている○○さんなら彼しかいないはず、となります。
 
平凡な苗字の人は大変です。単純に検索すると、わやわやと検索結果が出て来ます。
進学先とか就職先とか何でも良いので、プラスアルファの情報が必要です。
 
苗字が変わってしまう、専業主婦も多い女子の捜索は困難です。
全然、見つかりません。
 
見つからない人は本当にネット上の情報がありません。
だからこその「連絡先不明者」なのかもしれません。
 
しかし、もう少し知恵を絞りたいと思います。
断片的な情報をつなぎあわせて、検索方法も変えて、捜索、本人同定する。
実は、結構、面白い作業です。